Reviews/コミックス/ヒストリエ(岩明 均)

Last-modified: 2007-09-17 (月) 01:42:46 (3626d)

概要

マケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた書記官エウメネスを主人公にした物語。
作者は「寄生獣」や「七夕の国」などで知られる岩明 均。またキモチワルーイ漫画なのかと思いきや、伝記寄りのまっとうなお話。

いろいろ

いい大人がマンガについてえらそうに論じるのも何なので、ここではただの感想を書くことにする。
中学生の頃から社会科系が大嫌いで歴史なんか特に毛嫌いしていた自分なのに、大人になって塩野 七生の「ローマ人の物語」にハマってからというもの、かの地の歴史にかなり興味を持つようになった。
あれだけ嫌いだったジャンルになぜ?と今まで不思議に思っていたが、そういえば小学生のころは歴史上の話が好きで本を読みあさっていたっけと最近思い出して一人納得していたりする。
で、このマンガ、「ヒストリエ」というタイトルからタキトゥスの書いた「Historiae(同時代史)」のことかと思って手に取ったのだが、内容は先に書いたとおりでちょっと期待はずれ。しかしその分予想外に面白く、さっそく全巻購入。(といっても現段階では4巻までしか出ていない)
スッキリと割り切れない無常観が漂うこの人のマンガは、いつも何度も何度も読み返してしまう。
残念なのはこのマンガを掲載しているアフタヌーン誌が月刊で、しかも「ヒストリエ」は隔月連載なのでコミックスのリリース間隔が長いということ。
最近読み始めたマンガはこの手のものが多い。たとえば「チェーザレ 破壊の創造者」とか。入念な下調べが必要な歴史ものだからか?